・バナー作成の依頼をしたいけど費用が気になる…
・バナー作成の費用相場がどのくらいかを事前に知っておきたい
・できるだけ費用が発生しないようにしたい
・安い金額でクオリティの高いデザイナーに依頼したい!
この記事では、バナー制作にかかる費用について、サイズ別、種類別、依頼時の費用内訳について詳しく解説しています!
費用を抑えるポイントなども紹介していますのでバナーの制作を依頼しようと考えている方は是非ご覧ください。
【バナーのサイズ別】制作にかかる平均費用
バナーを作りたいけど、費用が気になる…そんなあなた方に向けてバナー制作にかかる費用について、徹底的に解説します。
バナーのサイズは、費用に大きく影響しますので、必要に応じてサイズの確認を行い依頼をするようにしましょう。
極小サイズ(~300px)
極小サイズのバナーは通常、テキストやアイコンのみを含み、単純なデザインが一般的です。平均的な制作費用は比較的低く、1,000円〜3,000円程度です。
例:スマホアプリのサイドバナー
これには、120x60pxおよび 133x55pxのスマートバナーが含まれており、スマホよりも小さいサイズで使用する目的で作成されています。
小サイズ(~550px)
小サイズのバナーはウェブサイト内のサイドバーやヘッダー、フッダーなどに配置されることが多く、画像やテキストを含みます。制作費用は極小サイズよりも高くなり、費用は4,000円〜5,000円程度が一般的です。
例:ブログ記事中のバナー
横長の長方形(300×250px)や正方形(200×200px、250×250px)などの形状があります。
中サイズ(~900px)
中サイズのバナーは記事やコンテンツ内に配置され、複数の要素を含む900px以下のサイズのバナーです。
デザインの複雑さや要素の数によって費用が変動しますが、5,000〜9,000円程度が一般的です。
例:ウェブサイトのサイドバナー
中サイズのバナーは、コンテンツの文章の間やパソコンやタブレットなどに表示される広告に使われています。900px以下の中サイズのバナーは、主に横長の長方形(728px×90px)や縦長の長方形(120px×600px)のものがあります。
大サイズ(~1500px)
大サイズのバナーはランディングページや特定のキャンペーンページなどで使用され、高解像度の画像や動画を含むことがあります。大体の費用は6,000〜10,000円程度が一般的です。
例:ウェブサイトのトップバナー
大サイズのバナーは1500px程度のもので、サイドバー型の広告やトップページに表示される広告などがこれにあたります。
【バナーの種類別】制作にかかる平均費用
静止画バナー
静止画バナーは、写真やイラスト、文字などの静止画像を使って作られたバナーです。
WebサイトやSNSで広告として掲載され、視覚的な効果でユーザーの注目を集め、クリックを促す役割を果たします。
静止画バナーのメリット
・制作費用が安い:動画バナーと比べて制作費用が3,000円~1万円程度と安価
・サイトの雰囲気を壊さない:動かないため、落ち着いた雰囲気のサイトにマッチする
・情報量が多い:限られたスペースに情報を詰め込むことで、多くの情報を伝えられる
静止画バナーのデメリット
・訴求力が弱い:動きがないため、動画バナーなどに比べて訴求力が弱い
・目立たない:小さなサイズのバナーは存在感が薄く、ユーザーに気づいてもらえない可能性がある
静止画バナーがおすすめなのはこんな方
・低コストで大量のバナーを作成したい方
・落ち着いた雰囲気のサイトにバナーを掲載したい方
・多くの情報をバナーに掲載したい方
ボタンリンクバナー
ボタンリンクバナーは、「詳細はこちら」「今すぐ申し込む」などの行動を促す文字が書かれたボタン型のバナーです。
WebサイトやSNSでコンテンツやクリックを促進するために使用されます。
ボタンリンクバナーのメリット
・クリック率が高い:ボタン形状は「押したくなる」心理に訴えかける効果があり、テキストリンクよりもクリック率が高くなる傾向がある
・軽量:容量が小さいため、サイトの読み込み速度を遅くしない
・効果測定:クリック率を計測できる
・制作費用が安い:1,500円〜と比較的安価
ボタンリンクバナーのデメリット
・デザインが重要:クリック率を高めるためには、配色や大きさなどデザインの工夫が必要がある。
・制作スキル:効果的なボタンリンクバナーを作るには、制作者のスキルやノウハウが必要になる。
ボタンリンクバナーがおすすめなのはこんな方
・サイト内のクリック率を上げたい方
・LPの効果測定を行いたい方
・手軽にバナーを作成したい方
動画広告バナー
動画広告バナーは、静止画像ではなく動画素材を用いたバナー広告です。
WebサイトやSNSなどで利用され、視聴者により多くの情報を伝え、訴求効果を高めることができます。
動画広告バナーのメリット
・高い訴求力:動きのある動画は静止画よりも注目を集め、記憶に残りやすい
・情報量が多い:動画を活用することで、商品やサービスの魅力をより詳細に伝えられる
・幅広いターゲット層への訴求:年齢や性別を問わず、多くの人に訴求できる
動画広告バナーのデメリット
・制作費用が高い:静止画バナーよりも制作に手間がかかるため、費用が高くなる
・ファイルサイズが大きい:動画データの容量が大きいため、サイトの読み込み速度に影響を与える可能性がある
動画広告バナーがおすすめなのはこんな方
・商品やサービスの魅力をより詳細に伝えたい方
・記憶に残る広告を作成したい方
・幅広いターゲット層に訴求したい方
費用相場は3万円~100万円程度と幅広いため、動画の長さやクオリティ、演出などによって大きく変動します。制作を依頼する際は、事前に見積もりを確認しておくことをおすすめします。
GIFアニメーションバナー
GIFアニメーションバナーは、静止画を複数枚組み合わせることで動きを出すバナーです。静止画よりも訴求力が高く、比較的低価格で制作できるため、WebサイトやSNS広告で幅広く活用されています。
GIFアニメーションバナーのメリット
・高いアイキャッチ効果: 動きのあるアニメーションは、静止画よりもユーザーの目を引きやすく、注目を集めやすい
・比較的低価格: 動画バナーと比べると制作費用が安く、費用を抑えながら効果的な広告展開が可能
・情報量の多さ: 静止画よりも多くの情報を伝えられる
・軽量: ファイルサイズが小さいため、サイトの読み込み速度に影響を与えにくい
GIFアニメーションバナーのデメリット
・制作コスト: コマ数や動きが複雑になると、制作費用が高くなる
・不快感: 過度なアニメーションはユーザーに不快感を与えてしまう可能性がある
GIFアニメーションバナーがおすすめなのはこんな方
・少ない費用で効果的なバナーを作成したい方
・静止画よりも訴求力の高いバナーを作成したい方
・限られたスペースでインパクトのある広告を掲載したい方
・制作費用相場は7,000円~20,000円程度です。コマ数や動きの複雑さによって費用は変動します。
Flashアニメーションバナー
Flashアニメーションバナーは、Adobe Flash(現在はサポート終了)を用いて制作された動画バナーです。滑らかなアニメーション表現と高い訴求力で、ユーザーの注目を集めることができます。
制作費用相場は7,000円~20,000円程度です。コマ数や動きの複雑さによって費用は変動します。
Flashアニメーションバナーのメリット
・ハイクオリティな動画表示: 静止画やGIFアニメーションよりも滑らかな動きを実現
・複雑な映像表現: 音声や双方向性を取り込んだ、高度な表現が可能
・高い訴求力: 視覚的・聴覚的に訴えかけることで、強い印象を与えられる
Flashアニメーションバナーのデメリット
・Flash Playerの廃止: 2020年末にFlash Playerのサポートが終了し、多くのブラウザで再生不可
・制作費用: 静止画やGIFアニメーションよりも制作費が高くなる
・ファイルサイズ: 動画ファイルのため、ファイルサイズが大きくなる
Flashアニメーションバナーがおすすめなのはこんな方
・廃止前のFlash Playerを利用しているユーザーに訴求したい方
・予算が潤沢で、ハイクオリティなバナー制作を希望される方
Flash Playerの廃止により、多くのユーザーがFlashアニメーションバナーを視聴できない可能性があります。現在は、代替技術としてHTML5バナーが推奨されています。
バナー制作依頼の際にかかる費用の内訳
ディレクション費
ディレクション費は、バナー制作プロジェクトの進行管理や品質管理にかかる費用です。
ディレクションの一般業務
・プロジェクト全体の企画・立案: バナーの目的、ターゲット、スケジュールなどを設定
・クリエイティブチームとの連携: デザイナー、コピーライター、エンジニアなどのクリエイティブチームと連携し、制作指示、スケジュール管理、品質管理を行う
クライアントとのコミュニケーション: クライアントの要望をヒアリングし、制作内容を調整
・納品後のフォロー: バナーの修正、効果測定など
ディレクション費の必要性
バナー制作は、デザイン制作だけでなく、企画、進行管理、品質管理など、さまざまな作業が必要になります。
ディレクターは、さまざまな業務を円滑に進め、高品質なバナーを制作するために必要不可欠な存在になります。
ディレクション費の相場
ディレクション費の相場は、制作費全体の10~20%程度です。
ただし、デザイン制作内容の規模や複雑性、ディレクターの経験やスキルによって、費用は変動しますので事前に見積もりをとることがおすすめです。
デザイン費
デザイン費は、バナーのデザイン制作にかかるデザインの費用です。
デザイン費の内訳
・コンセプト立案: バナーの目的やターゲット層に基づいて、デザインの方向性を定める
・デザイン制作: アイデアを具体化し、バナーのレイアウト、配色、イラスト、写真などを制作する
デザイン費の相場
デザイン費の相場は、バナーサイズ、デザインの複雑性、修正回数、デザイナーの経験やスキルによって大きく変動します。
・ボタンリンクバナー:1,500円〜
・動画広告バナー:3万円~100万円程度
・GIFアニメーションバナー:7,000円~20,000円程度
・Flashアニメーションバナー:7,000円~20,000円程度
デザイン費用を抑えるポイント
・シンプルなデザインにする: 複雑なデザインは制作に時間がかかり、費用が高くなります。
・素材を自分で用意する: 写真やイラストなどの素材を自分で用意することで、素材費を抑えることができます。
デザイン費は、バナーの質を左右する重要な要素です。 費用対効果を考え、希望に合うデザインを制作してくれるデザイナーに依頼しましょう。
素材費
素材費は、バナー制作に使用する素材を購入したり、撮影を依頼したりする際に発生する費用です。
素材の種類
・写真素材: 人物、風景、商品など、バナーに使用する写真
・イラスト素材: ロゴ、アイコン、キャラクターなど、バナーに使用するイラスト
・動画素材: バナーに使用する動画
・撮影費用: 商品写真、モデル撮影など、バナー制作のために必要な撮影費用
素材費の相場
素材費の相場は、素材の種類、品質、ライセンス形態によって大きく変動します。
・写真素材: 数百円~数万円
・イラスト素材: 数千円~数万円
・動画素材: 数千円~数十万円
・撮影費用: 1万円~数十万円
素材費を抑えるポイント
フリー素材サイトなどから、無料で利用できる素材を探します。
・自分で素材を制作する
写真やイラストを自分で撮影したり、制作したりします。
・素材の数を減らす
バナーに使用する素材の数を減らすことで、素材費を抑えることができます。
撮影費
バナー制作において、オリジナルの画像を使用する場合には撮影費用がかかります。
制作会社によっては撮影に対応していない場合もあります。
撮影費用は、カット数や時間制によって異なります。一般的な相場は、商品1点につき2,000〜3,000円ですが、時間制の場合は2〜3万円程度になることもあります。商材の数や撮影規模によって料金が変動するので、見積もりを計算する際には注意が必要です。
修正費
修正費は、納品されたバナーを修正するために必要な費用です。
よくある修正内容
・画像修正: 差し替え、切り抜き、加工などの修正
・レイアウト修正: 全体的な配置やバランスの修正
・その他: デザインや機能に関する修正
修正費の発生条件
修正費は、依頼先によって異なる場合がおおくあります。以下のいずれかの方法で設定されていることが多い為、ご紹介します。
・基本料金に含まれている: 修正回数に制限がない場合や、一定回数まで無料の場合
・別途請求: 修正回数に関わらず別途請求する場合
・超過分のみ請求: 基本料金に含まれる修正回数を超過した場合
修正費を抑えるポイント
・修正回数を減らす: 事前にイメージを明確にしておく、依頼時に詳細な指示を出す
・軽微な修正は自分で行う: 色の調整、フォント変更など
・修正内容を明確にする: 具体的な指示を出すことで、修正時間を短縮できる
修正費は、バナーの完成度を左右する重要な要素です。 費用対効果を考え、必要な修正のみ依頼することが重要です。
バナー制作の費用を抑えるポイント
複数の業者から見積もりを取る
料金は業者によって大きく異なるため、比較検討することで適正価格を知ることができます。
競争が少ないと適正価格を見極めるのが難しくなります。
そのため、複数の業者から見積もりを取ることで、価格の傾向や相場を把握しやすくなります。
・内容と料金を比較検討する
見積もりだけでなく、提供されるサービスや制作内容も比較検討しましょう。
安価な料金であっても、提供されるサービスや品質に差があることがあります。
・納得できる価格の業者を選ぶ
最終的には納得できる価格でサービスを提供してくれる業者を選びましょう。
ただし、安価な業者であっても品質や納期の面で問題がないかも注意が必要です。
デザインをある程度考えておく
バナー制作を依頼する際には、ある程度デザインの方向性や要件を考えておくことが重要です。
事前にデザインイメージを持っていることで、デザイナーや制作会社に的確な指示ができ、修正を防ぐことができます。
バナーの目的やターゲットを明確にしておきましょう。
どのようなメッセージを伝え、どのような効果を得たいのかを明確にしておくことが重要です。
・参考デザインやイメージを用意する
理想やイメージに近いデザインや参考デザインを用意しておくと、デザイナーとのコミュニケーションがスムーズになります。
・制作物の大まかなレイアウトを考える
テキストや画像の配置、使用カラー、フォントなど、バナーデザインの大まかなレイアウトをあらかじめ考えておくと、効率よくかつイメージに近いバナーデザインを制作できます。
クラウドソーシングを利用する
・案件内容を明確に記載する
バナーのサイズやデザインの要件、納期などを明確にきめておきましょう。
デザイナーにとってわかりやすい情報を提供することで、イメージに近いバナーデザインを作成してもらえます。
・複数の候補からデザイナーを選ぶ
クラウドソーシングサービスでは多くのデザイナーが参加しています。
複数の候補からサービス内容や費用、実績を比較して選ぶことで、自分に合ったデザイナーを見つけやすくなります。
・実績や評価を参考に依頼を決める
デザイナーの実績や評価を参考にすることで、信頼性の高いデザイナーを選ぶことができます。過去の実績やクライアントの評価を見ることで、デザイナーの人柄やデザインの傾向などを知ることができます。
バナー制作で失敗しないための注意点
納期を明確にする
バナー制作を依頼するにあたり、納期を明確にしておくことがとても大切です。
納期が遅れると、広告掲載に間に合わなかったり、修正が十分にできなかったりなど、トラブルに繋がる可能性があります。
そのため、事前にデザイナーや制作会社と納期についてしっかりと話し合い、スムーズな進行を図りましょう。
スマホ対応のバナーデザインにする
近年、インターネットの利用はスマホが主流になっていますので、バナーデザインはスマホ表示に適している必要があります。
具体的には、スマホの画面サイズに最適化されたレイアウト、タップしやすいボタンの配置、読みやすい文字サイズなどを考慮する必要があります。スマホユーザーにとって使いやすいバナーを制作することで、より効果的バナーを作成することができます。
どこまで依頼できるか把握しておく
例えば、コンセプトの設定、ターゲット設定からデザイン、コーディング、テストまで全てを依頼することができるのか、それともデザインのみを依頼し、実装は自社で行うのか、などデザイナーによってさまざまです。
作業範囲をはっきりさせることで、作業の重複や、期待と異なる結果につながる予期せぬトラブルを回避することができます。