WEBデザインの配色はブランドや商品のイメージに直結しますので非常に重要です。
「色を決めても組み合わせが合わないことが多い…」
「デザインカラーを決めるのに時間がかかってしまう…」
「統一感のあるデザインカラーでデザインできるようになりたい」
このような悩みを持つ方も多くいるかと思います。
こちらの記事ではWEBデザインにおける配色の基本から、色の持つ効果や便利な配色ツールについてまとめましたので是非チェックしてみてください！
配色の重要性
なぜWebデザインにおいて配色が重要なのか。
Webデザインにおいて配色は、サイトの見た目だけでなく、ユーザーに与える印象や情報を決める重要な要素です。色によって与えるイメージは、赤色は情熱や興奮、青色は安定感や信頼性、緑色はリラックスや癒しなど、さまざまです。そのため、Webサイトの目的やターゲットに合わせて、適切な配色をすることが大切です。
例えば、ECサイトであれば、商品を魅力的に見せるために、明るく華やかな色を使いましょう。一方、ビジネスサイトであれば、信頼感や安心感を与えるために、落ち着いた色を使いましょう。また、ブランドイメージを表現するために、特定の色を基調にすることも効果的です。
配色は、単純に好みの色を組み合わせるだけでは、効果的なデザインになりません。色の持つ意味や、色同士の組み合わせを理解した上で、目的やターゲットに合った配色を心がけましょう。
Webデザインの配色の基本 3つのカラー
Webデザインにおける配色の基本
Webデザインにおいて、配色はWebサイトの印象を大きく左右する重要な要素です。色は視覚的なインパクトを与えるだけでなく、ユーザーの印象や感情に大きな影響を与えます。そのため、Webサイトの目的やターゲットに合わせて、効果的な配色をすることが大切です。
ベースカラー
ベースカラーは、Webサイトの全体を支える基盤となる色です。背景や余白など、面積の多い部分に使用されます。
役割：Webサイトの全体を支える基盤となる色
決め方：文字の背景になるので、視認性の高い明度の高い色や淡い色にするとよいでしょう。
例：白、ライトグレー、ベージュなど
メインカラー
メインカラーは、Webサイトの印象を決定づける主役の色です。キャッチコピーやロゴなど、目に留まりやすい部分に使用されます。
役割：Webサイトの印象を決定づける主役の色
決め方：自分の好きな色を選ぶのではなく、どのような雰囲気にしたいのか、ターゲットイメージに合っているのかなどを検討し、色の印象を考えながら選ぶとよいでしょう。
アクセントカラー
アクセントカラーは、Webサイトにメリハリやインパクトを与える色です。文字や装飾など、部分的に使用されます。
役割：Webサイトにメリハリやインパクトを与える色
決め方：メインカラーと反対色を選ぶと、鮮やかな印象が引き立ちます。
配色のバランス
ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの配分は、一般的に「70：25：5」の法則が用いられます。
ベースカラー70%：Webサイトの全体を支える基盤となるため、最も面積を多く占める色です。
メインカラー25%：Webサイトの印象を決定づける色なので、次に面積を多く占める色です。
アクセントカラー5%：Webサイトにメリハリやインパクトを与える色なので、最も面積が少なくなります。
もちろん、この配分はあくまでも目安です。Webサイトの目的やターゲットに合わせて、適切な配分を見極めることが大切です。
Webデザインにおける配色は、Webサイトの印象を大きく左右する重要な要素です。ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの役割と決め方、配色のバランスなどを理解し、効果的な配色を心がけましょう。
3つの属性
Webデザインにおける色の3つの属性
Webデザインにおいて、色は重要な要素の一つです。色は視覚的なインパクトを与えるだけでなく、ユーザーの印象や感情に大きな影響を与えます。そのため、Webサイトの目的やターゲットに合わせて、効果的な配色をすることが大切です。
色には、色相、彩度、明度の3つの属性があります。
色相
色相は、赤や青、黄などの色味の違いです。暖色、寒色、中性色の3つのグループに分けることができます。
色相は、色の印象を大きく左右します。暖色は元気や活力、寒色は落ち着きや冷静さといった印象を与えます。また、中性色はどんな色とも合わせやすく、主張しすぎない印象を与えます。
彩度
彩度は、色の鮮やかさを表しています。純色ほど彩度が高く、くすんだ色ほど彩度が低くなります。
彩度は、色の鮮やかさを表します。彩度が高い色は目を引きやすいため、メインカラーやアクセントカラーに適しています。一方、彩度が低い色は落ち着いた印象を与えるため、ベースカラーに適しています。
明度
明度は、色の明るさを表しています。白に近い色ほど明度が高く、黒に近い色ほど明度が低くなります。
明度は、色の明るさを表します。明度が高い色は軽快な印象を与え、明度が低い色は重厚な印象を与えます。また、背景色と文字色の明度差が大きいと視認性が高まり、明度差が小さいと視認性が低下します。
Webデザインにおける色の配色
Webデザインにおける色の配色は、以下の3つのポイントに注意しましょう。
色相の統一性
色相が近い色同士を組み合わせると、統一感のあるデザインになります。
彩度のバランス
彩度が高い色と低い色を組み合わせると、メリハリのあるデザインになります。
明度の差
背景色と文字色の明度差が大きいと、視認性が高まります。
Webデザインにおける色の3つの属性と、Webデザインにおける色の配色のポイントを理解することで、効果的な配色を行うことができます。ぜひ、Webサイトのデザインに役立ててみてください。
色ごとのイメージ
WEBデザインにおけるカラーコーディネートの基本と、各色が与える印象について紹介します。WEBデザインにおいて色は重要な要素であり、正しく活用することでサイトや商品のイメージを効果的に伝えることができます。
カラーによる印象
赤
赤はエネルギッシュであり、ポジティブな印象を与えます。セール商品や特別なイベントの際に効果的であり、購買意欲を高めることができます。ただし、怒りや攻撃的なイメージもあるため、使い方には注意が必要です。
オレンジ
オレンジはポジティブで明るい印象を持ちます。活発で陽気な雰囲気を醸し出し、飲食関連のサイトや商品に好適です。カジュアルで大衆的な印象を与えることもあります。
黄色
黄色は幸福や希望を表現する色で、明るい印象を与えます。子供向けのサイトや商品に適しており、注意を引くのにも効果的です。
緑
緑は自然や安らぎ、健康を象徴する色です。エコや環境に関連するコンテンツに適しており、穏やかな印象を与えます。中間色のため、強いインパクトは難しいですが、安心感を提供します。
青
青は知的で清涼感があります。男性向けの商品やサービスに適し、誠実で落ち着いた印象を与えます。夏には清涼感を、冬には寒さを演出できます。
紫
紫は高貴で神秘的な雰囲気を持ちます。日本では地位の高さを表す色とされ、和の雰囲気も醸し出します。
黒
黒は高級感や洗練された印象を与えます。シックで重厚な雰囲気を演出できますが、使い方によってはネガティブな印象にもなりかねないので使用には注意が必要です。
白
白は清潔で万能な印象を持ちます。他の色との相性が良く、病院やホテルなどで使われることがあります。配色を工夫して使うことで、さまざまなイメージを表現できます。
灰色
灰色は上品でモダンな印象を与えます。主張が控えめであり、他の色との相性が良いです。洗練された雰囲気を演出するのに適しています。
代表的な色のイメージ
以下は代表的な純色のイメージです。これらのイメージを活かしながら、WEBデザインにおいて適切なカラーコーディネートをしてみましょう。
赤: 活動的、注意、欲求
青: 冷静、知性、クール
緑: 自然、公正、穏やか
黄色: 好奇心、危険
オレンジ: 暖かみ、食欲
紫: エレガント、スピリチュアル
黒: 重厚、高級
灰: モダン、知的
白: 清潔、純粋
【配色選び】WEBデザインの配色で効果的な色使いのコツ
Webデザインにおいて、配色は重要な要素の一つです。色は視覚的なインパクトを与えるだけでなく、ユーザーの印象や感情に大きな影響を与えます。そのため、Webサイトの目的やターゲットに合わせて、効果的な配色をすることが大切です。
ここでは、Webデザインの配色で効果的な色使いのコツを5つご紹介します。
1. 色数を制限する
Webデザインでは、色を使いすぎるとまとまりがなく、ごちゃごちゃした印象を与える可能性があります。そのため、基本的には3〜4色程度に押さえるとよいでしょう。
色数を制限することで、色の組み合わせがシンプルになり、視覚的にわかりやすくなります。
2. 色のトーンを合わせる
色のトーンとは、色の明度と彩度を表すものです。同じトーン同士で配色をすると、バランスの取れた色になります。
明度とは、色の明るさを表すものです。彩度とは、色の鮮やかさを表すものです。明度が高い色は明るく、彩度が高い色は鮮やかです。
例えば、明度の高い明るい色同士を組み合わせると、明るい印象の配色になります。また、彩度の高い鮮やかな色同士を組み合わせると、華やかな印象の配色になります。
3. メインカラーを決める
Webデザインでは、メインカラーを決めることが大切です。メインカラーは、Webサイトの印象を大きく左右する色です。
メインカラーは、Webサイトの目的やターゲットに合わせて決めましょう。例えば、商品を販売するWebサイトであれば、商品の魅力を際立たせるような色を選ぶとよいでしょう。また、企業のWebサイトであれば、企業のブランドイメージに合った色を選ぶとよいでしょう。
4. アクセントカラーを効果的に使う
アクセントカラーは、Webサイトのアクセントとして使う色です。アクセントカラーを効果的に使うことで、Webサイトにメリハリをつけることができます。
アクセントカラーは、メインカラーと対照的な色を使うとよいでしょう。例えば、メインカラーが明るい色であれば、アクセントカラーは暗い色を使うとよいでしょう。また、メインカラーが冷たい色であれば、アクセントカラーは暖かい色を使うとよいでしょう。
5. 色の心理効果を利用する
色には、それぞれ異なる心理効果があります。例えば、赤色は情熱や興奮、青色は信頼や冷静、緑色は安らぎや癒しなどのイメージがあります。
Webサイトの目的やターゲットに合わせて、色の心理効果を利用するのも効果的です。例えば、教育に関するWebサイトであれば、青色や緑色を使うことで、信頼や安心感を与えることができます。また、ファッションに関するWebサイトであれば、赤色や黄色を使うことで、情熱や活力を与えることができます。
以上、Webデザインの配色で効果的な色使いのコツを5つご紹介しました。これらのコツを押さえて、Webデザインの配色をマスターしましょう。
色の与える効果
色が味覚に与える影響
色によってイメージする味覚が異なります。イメージする味覚は印象の強い食材の色に起因します。デザインに味覚のイメージを取り入れることで、味を想像してもらいやすくなります。
色によって想起されやすいのは、馴染みのある食品の味です。そのため、食品商品のデザインを味覚と連想する色で強調したい場合は、食材のイメージ色と合わせてデザインすると、味覚のイメージを喚起しやすくなります。
甘味
苦味
辛味
酸味
塩味
旨味
色が嗅覚に与える影響
色と嗅覚は、密接に関係しています。色情報があると、嗅覚が鋭くなるという研究結果があります。これは、色情報によって、脳が香りの予期や期待を高め、嗅覚を刺激する働きがあると考えられています。
このように、色によって香りの印象をコントロールすることで、香りの魅力を最大限に引き出すことができます。
そのため、香水や芳香剤のパッケージやボトルに、香りの印象に合った色を使うことで、香りの効果を高めることができます。
無香料
フローラル
柑橘
フルーティー
爽やか
自然
役立つ配色ツール
WEBデザインにおいて、配色は重要な要素のひとつです。配色によって、サイトの印象や雰囲気、ユーザーの感情などに大きな影響を与えます。
そこで、WEBデザインの配色を決めるのに役立つツールを紹介します。
Adobe Color CC
（参照元：Adobe Color CC）
Adobe Color CCは、Adobe製品のデザインツールとして提供されている無料配色ツールです。カラーホイールやカラーハーモニーを操作して、直感的に配色を作成することができます。また、豊富な配色パレットを公開しており、そこから配色を選ぶこともできます。
colorsupplyyy
（参照元：colorsupplyyy）
colorsupplyyyは、色相環やカラールールを使って、さまざまな配色パターンを作成できるツールです。アイコンやグラデーションなど、配色の例を見ながら学ぶこともできます。
Color Hunt
（参照元：Color Hunt）
Color Huntは、ユーザーが投稿した配色パターンを閲覧できるツールです。人気の配色やトレンドカラーをチェックすることもできます。
palettemaker
（参照元：palettemaker）
palettemakerの特徴作成した配色をデモサイトでプレビュー（確認）できるため、よりイメージに近づけながら確認することができることです。デモサイトで作成した配色を実際に表示して確認することができますので、イメージに近い配色かどうかを、より具体的に確認することができます。
これらのツールは、WEBデザインの配色を決めるのに役立ちます。目的や用途に合わせて、適切なツールを選ぶとよいでしょう。
まとめ
この記事では、WEBデザインにおける配色の基本や重要性、基本的なカラーコーディネートの原則についてご紹介しました。WEBデザインにおける配色は、サイトの印象やユーザーの感情に大きな影響を与えます。配色の基本や重要性、基本的なカラーコーディネートの原則などを理解し、効果的なデザインを目指しましょう。