【WEBデザインの基礎知識】デザインの構成要素と役割

 「WEBデザインに必要な要素はどんなのがあるのかな…」

 「WEBデザインに必要な要素について知りたい!」

 「デザインの基本構造を理解したい!」

このような悩みを持つ方も多くいるかと思います。

こちらの記事ではWEBデザインの基本要素に焦点を当て、配色、タイポグラフィ、イメージ、レイアウト、動きなどの各要素についてまとめましたので是非チェックしてみてください!

WEB デザインの基本要素とは

WEB デザインの基本要素とは、WEB サイトの見た目や印象を構成する要素のことです。WEBサイトを制作する際には、さまざまな要素を組み合わせて、ユーザーに効果的な情報を届ける必要があります。

主に以下の 5 つの要素が挙げられます。

  1. 配色
  2. タイポグラフィ
  3. イメージ
  4. レイアウト
  5. 動き

①配色

配色は、色の組み合わせによって、WEBサイトの雰囲気や印象を大きく左右する要素です。色には、温かみや冷たさ、明るさや暗さなど、さまざまなイメージがあります。配色をうまく組み合わせることで、ユーザーの感情や行動に影響を与えることができます。

例えば、温かみのある色を組み合わせることで、親しみやすさや安心感を演出することができます。また、冷たい色を組み合わせることで、スタイリッシュさやクールさを演出することができます。

役割・効果

WEB サイトの雰囲気や印象を作り出す役割があります。また、ユーザーの感情や行動に影響を与える効果もあります。

②タイポグラフィ

タイポグラフィは、文字の形や大きさ、配置によって、WEBサイトの読みやすさや印象を左右する要素です。タイポグラフィをうまく組み合わせることで、ユーザーに必要な情報をわかりやすく伝えることができます。

例えば、太字の文字や大きな文字を組み合わせることで、視認性を高めることができます。また、細字の文字や小さな文字を組み合わせることで、落ち着いた雰囲気を演出することができます。

役割・効果

WEB サイトの読みやすさや印象を作り出す役割があります。また、ユーザーに必要な情報をわかりやすく伝える効果もあります。

③イメージ

イメージは、写真やイラストなど、視覚的な要素によって、WEBサイトの印象を左右する要素です。イメージをうまく組み合わせることで、ユーザーの興味を引いたり、WEBサイトのテーマや雰囲気を表現したりすることができます。

例えば、写真を使うことで、現実の世界をWEBサイトに表現することができます。また、イラストを使うことで、自由な表現をすることができます。

役割・効果

WEB サイトの印象やテーマを表現する役割があります。また、ユーザーの興味を引く効果もあります。

例:https://kyo2.com/works/works-1467/

④レイアウト

レイアウトは、要素の配置やバランスによって、WEBサイトの見た目や使いやすさを左右する要素です。レイアウトをうまく組み合わせることで、ユーザーが情報を探しやすくしたり、WEBサイトを快適に利用できるようにしたりすることができます。

例えば、グリッドレイアウトを使うことで、整然とした印象を演出することができます。また、フリーレイアウトを使うことで、自由な表現をすることができます。

役割・効果

WEB サイトの見た目や使いやすさを作り出す役割があります。また、ユーザーが情報を探しやすくする効果もあります。

⑤動き

動きは、アニメーションや動画など、動的な要素によって、WEBサイトの印象やインタラクティブ性を高める要素です。動きをうまく組み合わせることで、ユーザーの注意を引きつけたり、WEBサイトをより魅力的にしたりすることができます。

例えば、アニメーションを使うことで、視覚的な効果を演出することができます。また、動画を使うことで、より臨場感のある表現をすることができます。

役割・効果

WEBサイトの印象やインタラクティブ性を高める役割があります。また、ユーザーの注意を引きつける効果もあります。

WEBサイトの目的やターゲットユーザーに合わせて、適切な要素を組み合わせることが重要です。

また、WEBデザインの要素は、常に進化しています。新しい技術やトレンドを常にチェックし、最新の情報を反映したデザインを心がけましょう。

WEBデザイン構成要素の種類

WEB デザインの構成要素は、さらに細かく分類することもできます。

配色(Color)

配色は、WEBサイトの印象を大きく左右する要素です。色相、明度、彩度などの要素を組み合わせることで、さまざまな効果を演出することができます。

色相(Hue)

色相は色の名前で、例えば赤や青などが該当します。

明度(Brightness)

色の明るさを示し、白に近い色ほど明度が高く、黒に近い色ほど明度が低くなります。

彩度(Saturation)

色の鮮やかさを示し、彩度が高いほど鮮やかで、低いほどくすんだ色になります。

タイポグラフィ(Typography)

タイポグラフィは、文字のスタイルや形状を指します。フォントやサイズ、色などの要素を組み合わせることで、WEBサイトの印象や読みやすさを変えることができます。

フォント(Font)

文字のスタイルや形状を指します。例えば、ArialやTimes New Romanなどがフォントの一例です。

サイズ(Size) 

文字の大きさを指し、適切なサイズのフォントを選ぶことが可読性の向上につながります。

色(Color)

文字の色を指し、背景との対比や読みやすさに影響します。

配置(Layout)

イメージ(Imagery)

ウェブサイトに使用される写真やイラストなどの視覚的な素材。

写真(Photography)

高品質で関連性のある写真は、ウェブサイトのプロフェッショナリズムやメッセージの伝達に寄与します。

イラスト(Illustration)

手描きのアートやデジタルイラストなどが含まれ、ブランドの独自性を強調するのに有益です。

アイコン(Icons)

視覚的に分かりやすいシンボルやアイコンは、ユーザーに行動を促すために重要です。

レイアウト(Layout)

ウェブサイトの全体的な構成を指します。グリッドや余白、対比、リズムなどの要素を組み合わせることで、ウェブサイトの統一感や読みやすさ、視認性を向上させることができます。

グリッド(Grid)

ページを均等に分割することで、整然としたデザインを構築する手法です。要素の配置を揃えるのに役立ちます。

余白(Whitespace)

レイアウト内のスペースで、視覚的なクラッターを減少させ、読みやすさや視認性を向上させます。

対比(Contrast)

文字や要素同士の対比を利用して重要な情報を際立たせる効果を生み出します。

リズム(Rhythm)

視線の動きに合わせて要素を配置することで、統一感や読みやすさを向上させます。

動き(Motion)

要素やコンテンツに動きを加えることで、ユーザーエクスペリエンスを向上させる要素です。アニメーションや動画などを効果的に活用することで、WEBサイトの魅力を高めることができます。

アニメーション(Animation)

要素やコンテンツに動きを加えることで、ユーザーエクスペリエンスを向上させます。

動画(Video) 

動画はストーリーテリングや製品説明などに利用され、ユーザーの関与を促進します。

WEBデザインの要素は、それぞれが重要な役割を果たしています。複数の要素を組み合わせることで、ウェブサイトの全体的な印象や訴求力を高めることができます。

初心者の方は、まずは基本的な要素を理解し、組み合わせてみてください。また、最新のトレンドをチェックして、WEBデザインのスキルを向上させていきましょう。

注目のデザイントレンド

WEBデザイントレンドは、以下の大きなトレンドを中心に、多様な要素が融合したデザインが注目されています。

モノクロ配色

モノクロ配色はトレンドの一つです。モノクロは、どんな時代でも人気があり、上品さやエッジ、フォーマルさ、シックさ、カジュアルさなど、さまざまな印象を与えることができます。また、色を使いたいポイントのみ強調することで、効果的な視覚的インパクトを生み出すことも可能です。

モーションデザインと静止画の組み合わせ

近年、WEBデザインにおいて、動きを取り入れたモーションデザインが主流になりつつあります。モーションデザインとは、文字やグラフィック、写真を動かした映像の総称です。ショートムービーやアニメーションなどの手法を用いることで、商品やコンセプトをより多角的に表現し、視聴者に魅力を伝えることができます。

ただし、モーションデザインの過剰な使用は、情報過多になりかねないため、バランスが重要です。静止画とモーションデザインを組み合わせることで、視聴者の注意を引き、伝えたい情報を効率的に伝えることができます。

90年代風イラスト&カラートーン

90年代風のイラストは、淡いカラーや手書き風のイラストが特徴です。パステル調のカラーは、希望や優しさ、懐かしさなどの感情を表現するのに効果的です。また、手書き風のイラストは、温かみや親しみやすさを感じさせます。

ハンドクラフトなデザイン

スクラップブックやDIY的な要素を取り入れた手作り感のあるデザインも注目されています。手書き文字や写真のコラージュが使われ、古い雑誌のような懐かしさや親密さが表現されます。

大胆なフォント使い

大きなフォントや個性的な書体を用いて、視線を集める効果的なデザインが流行しています。フォントの色やデザイン、アニメーションとの組み合わせによって、よりインパクトのあるデザインを実現することができます。 

画面横スクロール

通常の上下スクロールとは異なり、横にスクロールするWEBサイトが増えています。これにより、ページ遷移せずにストーリー性やシーンの遷移を滑らかに表現することができます。 

抽象的な図形・イラスト

シンプルながら多様な雰囲気を演出できる抽象的な図形やイラストの活用がトレンドとなっています。円形やグラデーションの組み合わせなどが注目されています。

グラデーション

深みや奥行きをもたらす効果的なグラデーションの活用は、2023年においても人気が続いています。特にミニマルデザインにおいて、サイトに洗練された印象を与えるために活用されています。

これらのトレンドを組み合わせつつ、ユーザーに魅力的で使いやすいWEBデザインを提供することがデザインの主流となりそうです。

まとめ

この記事では、WEBデザインの基本要素に焦点を当て、配色、タイポグラフィ、イメージ、レイアウト、動きなどの各要素を紹介しました。

また、これらの基本要素の他に、配色の色相や明度、タイポグラフィのフォントやサイズ、イメージの写真やイラスト、レイアウトのグリッドや余白、動きのアニメーションなどを含む詳細な分類も紹介しています。

最新のデザイントレンドにも焦点を当てて紹介していますので、これらのトレンドを取り入れながら、参考にWEBデザインの構築をしてみてください。


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