「WEBデザインを学びたいけど何から始めたらいいの…」
「独学でWEBデザインを学んでスキルを身につけたい」
「自分でデザインを作れるようになりたい」
このようにWEBデザインに興味はあるけど、何から始めたらいいか分からない方が多くいると思います。
そんな方に向けて、この記事ではWEBデザインの始め方として独学で学ぶ方法や必要なスキル、ツールについて解説します。
是非チェックしてみてください!
WEBデザインは独学で学べる?
WEBデザインは、独学で学ぶことができます。しかし、ネットの口コミには難しいとの声もあるため、事前に学習内容や難易度を把握しておくことが大切です。
WEBデザインは、転職や副業など、さまざまな場面で需要があります。また、独学向けの学習コンテンツも豊富に提供されているため、独学でWEBデザインを学ぶことは、十分に実現可能です。
WEBデザインの学習期間
基礎からサイト作成までのスキル習得には3〜4ヶ月程度かかるため、集中的な学習が効果的です。WEBデザインの学習期間は、個人の学習ペースや習得したいレベルによって異なります。基礎からサイト作成ができるレベルまで身につけるには、継続的な学習で半年から1年程度かかるといわれています。
集中的な学習やアウトプットを増やすことで、長期間かけるよりも効率的に基礎を習得できる可能性があります。また、学習のゴールやスケジュールを明確にすることで、モチベーションを維持し、効率的に学習を進めることができます。
WEBデザインを独学で学ぶ方法
専門の本でデザインの基礎を身につける
本は、WEBデザインの基礎から応用まで、幅広く学ぶことができます。自分のペースで学習を進めることができ、費用も比較的安価です。
ただし、本だけでは実践的なスキルを身につけることが難しいため、アウトプットを増やすなど、他の学習方法と併用することをおすすめします。
YouTube動画で学習する
動画は、WEBデザインの基本的な操作や、実践的なスキルを学ぶのに適しています。視覚的に理解しやすいため、初心者にもおすすめです。
ただし、動画によっては情報が偏っている場合があるため、複数の動画や、他の学習方法と併用して、バランスよく学習することが大切です。
デザイン模写をする
実際のウェブサイトやデザイン作品を模写することで、他のデザイナーの手法やスタイルを学ぶことができます。
デザイン模写は実践的なスキルを養う上で重要で、アイディアを形にする手助けとなります。
これらの方法を組み合わせつつ、自分の学習ペースに合わせて進めることが大切です。
WEBデザインに必要なスキル
WEBデザインは、WEBサイトやアプリの見た目や使いやすさを決める重要な仕事です。WEBデザイナーとして活躍するためには、以下のスキルが必要です。
プログラミングスキル
WEBサイトやアプリの基本的な構造や見た目を決めるHTML/CSSに加えて、JavaScriptやPHPなどのプログラミング言語のスキルも求められます。
- HTML/CSS:WEBページの構造や見た目を決める言語
- JavaScript:WEBページの動きを実現する言語
- PHP:WEBアプリケーションを開発する言語
UI/UXデザイン
ユーザーがWEBサイトやアプリを利用する際に、どのように感じるか、どのように操作するかを設計するスキルです。
ユーザビリティ(UI):ユーザーがWEBサイトやアプリを操作する際に、直感的にわかりやすく、使いやすいかどうかを設計するスキル
ユーザーエクスペリエンス(UX):ユーザーがWEBサイトやアプリを利用する際に、どのように感じるのかを設計するスキル
マーケティング知識
WEBデザインがユーザーに与える影響を理解するためには、マーケティングの知識が必要になります。
アクセス解析:WEBサイトやアプリのアクセス状況を分析するスキル
市場調査:ユーザーのニーズや行動を調査するスキル
SEO・WEBライティング知識
WEBサイトやアプリが検索エンジンで上位表示されるようにするためには、SEOの知識とWEBライティングのスキルが必要です。
SEO:検索エンジンからの評価を高めるための技術
WEBライティング:WEBサイトやアプリのコンテンツを作成するための技術
デザインに関する知識
WEBサイトやアプリの見た目を美しく、使いやすくするためには、デザインに関する知識が必要です。
タイポグラフィ:文字の配置やデザインに関する知識
色彩構成:色の組み合わせに関する知識
トレンドキャッチアップ:最新のデザイントレンドを把握するスキル
コーディングの基礎知識
WEBサイトやアプリを制作するためには、HTML・CSS・JavaScriptなどの基本的なコーディングスキルが必要です。
HTML:WEBページの構造を決める言語
CSS:WEBページの見た目を決める言語
JavaScript:WEBページの動きを実現する言語
デザインツールの操作スキル
WEBサイトやアプリのデザインを制作するためには、PhotoshopやIllustratorなどのデザインツールの操作スキルが必要です。
Photoshop:写真や画像の編集に使用するツール
Illustrator:イラストや図形の作成に使用するツール
なお、WEBデザイナーの職種や働き方によって、求められるスキルは異なります。例えば、WEBサイトやアプリのデザインのみを担当するWEBデザイナーであれば、UI/UXデザインやデザインに関するスキルが重視されます。一方、WEBサイトやアプリの開発・運用にも携わるWEBデザイナーであれば、プログラミングスキルやマーケティング知識なども求められます。
自分の目指すWEBデザイナー像を明確にし、それに必要なスキルを身につけるようにしましょう。
WEBデザインに必要なツール
デザインソフト
Adobe Photoshop
(出典元:Adobe Photoshop)
Adobe Photoshopは、Adobe社が提供する有料のWEBデザインツールです。写真や画像の編集に特化しており、WEBサイトやアプリのデザインに欠かせない存在です。
Photoshopは、ピクセル単位で画像を編集できる点が特徴です。そのため、ぼかしやエフェクトなどの繊細な加工を施すことができます。また、写真の補正や加工、切り抜き、リサイズなどの基本的な操作も簡単に行うことができます。
Photoshopは、WEB業界で最も有名なWEBデザインツールのひとつです。その優れた機能と使いやすさから、多くのWEBデザイナーに愛用されています。
Adobe Illustrator
(出典元:Adobe Illustrator)
Adobe Illustratorは、Adobe社が提供する有料のWEBデザインツールです。イラストや図形の作成に特化しており、WEBサイトやアプリのデザインに欠かせない存在です。
Illustratorは、ベクター形式の画像を扱うことを得意としています。ベクター形式の画像は、拡大縮小しても画質が劣化しないのが特徴です。そのため、ロゴやアイコン、バナーなどのデザインによく使用されます。
また、Illustratorは、パスやレイヤーなどの機能によって、複雑なイラストや図形を作成することも可能です。そのため、WEBサイトのデザインにオリジナリティを加えたい場合に、Illustratorは欠かせないツールとなります。
Illustratorを使いこなすことができれば、WEBデザインの幅が大きく広がります。ぜひ、習得することをおすすめします。
Adobe XD
(出典元:Adobe XD)
Adobe XDは、Adobe社が提供する有料のWEBデザインツールです。写真の補正や加工も可能ですが、ワイヤーフレーム作成機能が特徴です。ワイヤーフレームは、ページごとの設計図のようなもので、UI/UXを意識したデザインを考えやすくします。
また、Adobe XDは、Adobe製品との連携に優れています。そのため、PhotoshopやIllustratorなどの他のAdobe製品を導入している場合、効率的にWEBデザインの作業を進めることができます。
なお、Adobe XDは、2023年1月頃から、単体での購入ができなくなりました。現在では、Adobe社のクリエイティブソフトが20種類以上使用できる「Creative Cloudコンプリートプラン」を購入すると、Adobe XDも含まれる仕様となっています。
Figma
(出典元:Figma)
Figmaは、WEBデザインツールのひとつです。ブラウザ上で作業できるため、ダウンロードやインストールが不要で、誰でも手軽に利用することができます。
Figmaの特徴は、チームでの共同作業に向いていることです。オンラインホワイトボードを採用しており、複数人で同時に作業を進めることができます。また、即時にプロトタイプを作成して、デザインの状態を確認できるため、フィードバックを短時間で得ることができます。
Figmaの料金は、個人向けの「スタータープラン」が無料、チーム向けの「プロフェッショナルプラン」が年間契約で1,800円/月、月契約で2,250円/月となっています。
なお、無料のスタータープランでも基本的な機能は利用できます。しかし、チームでの共同作業やプロトタイプの作成には、有料プランの利用がおすすめです。
コーディングソフト(エディタ)
VS Code(Visual Studio Code)
(出典元:VS Code)
VS Codeは、Microsoft社が開発・提供する無料のHTMLエディタです。2015年にリリースされ、現在ではWEB開発の現場で広く利用されています。
動作が軽いため、長時間の作業でもストレスなく使用できます。また、自動補完機能が優秀なため、コードの記述を効率化できます。
初心者から上級者まで幅広いユーザーにおすすめできるHTMLエディタです。
Dreamweaver
(出典元:Dreamweaver)
Dreamweaverは、Adobe社が開発・提供する有料のHTMLエディタです。
フォルダをまたいで一括置換ができるため、複数のファイルのコードを一括で修正できます。また、独自のテンプレートファイルで効率よくコーディングできるため、作業の効率化が図れます。
ただし、Dreamweaverは動作が重く、独自のテンプレートを使うと他のエディタでは作業しにくいというデメリットもあります。
Vim
(出典元:Vim)
Vimは、UNIXの開発者から愛されているソースコードエディタです。キーボードのみで操作できるため、プログラミングに特化した機能が充実しています。
Vimは、Windows、Linux、Macに対応したマルチプラットフォームです。そのため、会社と自宅で異なるOSを使っていても、ショートカットの打ち間違いなどでイライラすることはありません。
Vimは、CUIで動作するため、GUIのテキストエディタに比べて軽くて動作がスムーズです。解像度を気にせず作業進めることができます。
WEBデザインを独学で学ぶメリット・デメリット
メリット
費用を抑えられる
WEBデザインを学ぶためのスクールに通うと、数十万円の費用がかかる場合が多いです。しかし、独学であれば教材費やオンライン講座の受講料など、数万円程度で済む場合もあります。そのため、学習を継続できるか不安な場合や、副業から始めたいという場合でも、気軽に始めることができます。
自分のペースで学べる
独学であれば、自分の好きな時間に、好きな場所で学習を進めることができます。そのため、仕事やプライベートで忙しい人も、無理に学習時間を確保する必要はありません。また、スクールに通うとなると、決められたカリキュラムに沿って学習を進めなければなりませんが、独学であれば、自分の目標や興味に合わせて学習を進めることができます。
自分の好きな作品を作れる
スクールに通うとなると、自分の目標や取り組みたい案件に必要なスキル以外の講義も受講しなければなりません。そのため、学びたいスキルが絞られている人や、ある特定の技術だけを習得したい人の場合、スクール受講は遠回りになってしまうこともあります。その点、独学であれば、自分の作りたいサイトやプロダクトに合わせて、必要なスキルだけを効率的に学習することができます。
デメリット
最適な学習方法が見つからない
独学でWEBデザインスキルを学ぶ場合、自分で最適な学習ツールや教材を探さなければなりません。しかし、WEBデザインは奥が深い分野であり、自分に合った学習方法を見つけるのは簡単ではありません。
WEBデザインスクールの場合、基礎から体系的に必要なスキルを学習できるようなカリキュラムが組まれているため、最適な学習方法を見つけやすいというメリットがあります。
挫折しやすい
独学では一人で根気強く学習を継続して初めてWEBデザインのスキルが身に付きます。しかし、独学の場合、自分だけでは疑問を解消しづらく、さらには自分の作品を評価してくれる人もいません。
そのため、モチベーションを保てず、挫折してしまうケースも多々あります。
まとめ
この記事では、WEBデザインを独学で始める際の必要なスキル、ツールについて詳しく解説しました。WEBデザインに興味があるけれど何から始めればいいか分からない方は是非参考にしてみてください。
WEBデザインは独学で学ぶことができ、豊富な学習コンテンツがたくさん用意されています。難易度や学習内容を事前に把握し、自分の目指すWEBデザイナー像を明確にして、それに合ったスキルを身につけるようにしましょう。