「画像加工をしたいけれどどのくらいのサイズで作成すればいいか分からない…」
「解像度をどのくらいで設定するべきなのかな…」
「拡張子の種類がいまいち理解できない…」
このようにWEBデザインの画像加工における画像サイズ、解像度、拡張子についてよく理解ができていないあなた!
そんな方に向けて、この記事では画像加工の際の画像サイズ、解像度、拡張子や注意点について詳しく解説します。
是非チェックしてみてください!
WEBデザインにおける画像の重要性
画像の重要な役割
画像を効果的に活用することで、WEBサイトのデザイン性や訴求力を高めることができます。
画像はWEBデザインにおいて、以下の3つの重要な役割を果たしています。
- 印象付け
- 情報伝達
- 視線誘導
画像は文字情報よりも視覚的に訴求力が高いため、WEBサイトの印象付けに大きな役割を果たします。また、文字だけでは伝わりにくい情報を、画像で視覚的に表現することで、ユーザーの理解を深めることができます。
例えば、商品サイトであれば、商品の画像を大きく表示することで、商品の魅力をアピールすることができます。また、観光サイトであれば、観光地の画像を豊富に掲載することで、ユーザーにその土地の魅力をイメージさせることが可能です。
さらに、画像はユーザーの視線誘導にも効果的です。例えば、メインビジュアルに目を引く画像を配置することで、ユーザーの視線を自然とそのページに引き込むことができます。また、画像とテキストを組み合わせることで、テキストを読む前にユーザーの興味を喚起することができます。
画像を効果的に活用するためのポイント
画像を効果的に活用するためのポイントをいくつかご紹介します。
- 画像のサイズと解像度を適切に設定する
- 画像に適切なキャプションをつける
- 画像の配置やレイアウトに配慮する
画像は、WEBデザインにおいて欠かせない要素です。上記のポイントを押さえて、効果的に画像を活用しましょう。
具体的な事例としては、以下のようなケースが挙げられます。
ビジネスサイト
企業の代表者や社員の画像を掲載することで、企業の雰囲気や人柄を伝える。
企業の事業内容やサービスを紹介する画像を掲載することで、企業の強みや特徴を訴求する。
企業の取引先や顧客の画像を掲載することで、企業の信頼性や実績を示す。
ECサイト
商品の全身画像や細部画像を掲載することで、商品のデザインやサイズ感をわかりやすく伝える。
商品を使用しているユーザーの画像を掲載することで、商品の使用感やイメージを伝える。
観光サイト
観光地の魅力をアピールするために、観光地の画像を豊富に掲載。
観光地の歴史や文化などの情報を説明する画像を併せて掲載。
ニュースサイト
ニュース記事の内容をわかりやすく伝えるために、関連する画像を掲載。
このように、画像は様々なWEBサイトのデザインやコンテンツに活用されています。画像を効果的に活用することで、目的に合ったユーザーへの訴求をすることができます。
画像の解像度について
WEBデザインにおける画像の解像度とは、画像を構成する画素(ピクセル)の密度を示す数値です。一般に1インチをいくつに分けるかによって数字で表します。
WEBデザインにおいて、画像の解像度は一般的に72ppi(ピクセル/インチ)が用いられます。これは、1990年代に普及したモニターの解像度が72dpi(ドット/インチ)だったことに由来しています。
近年では、高解像度ディスプレイの普及により、72ppiでは画像の粗さが目立つようになってきました。そのため、Retinaディスプレイに対応した画像を使用する場合は、144ppiや288ppiなどの高解像度で画像を作成する必要があります。
なお、画像の解像度は、画像のサイズ(ピクセル数)とは別のものです。同じサイズの画像でも、解像度が低いと粗く、解像度が高ければ滑らかに表示されます。
具体的な解像度の設定方法は、使用する画像編集ソフトによって異なります。Photoshopの場合は、画像を開いて「イメージ」メニューの「解像度」から設定できます。
画像サイズについて
WEBデザインにおける画像のサイズとは、画像の縦横のピクセル数を示す数値です。画像のサイズは、画像の用途によって適切なサイズが異なります。
一般的に、画像のサイズは、画像を表示するデバイスの画面サイズに合わせて設定します。
例えば、パソコンの画面サイズが1920px×1080pxの場合、画像のサイズは、1920px×1080pxまたはそれ以下に設定します。これにより、画像を拡大せずに画面全体に表示できます。
また、画像を拡大して表示する予定がある場合は、画像のサイズを大きく設定する必要があります。
画像のサイズを大きく設定すると、画像の画質が向上し、拡大しても粗く見えにくくなります。
画像のサイズの設定方法は、使用する画像編集ソフトによって異なりますが、Photoshopの場合は、画像を開いて「画像」メニューの「サイズ変更」から設定できます。
具体的なサイズの例
以下に、画像の用途ごとの具体的なサイズの例を紹介します。
- ロゴやアイコン:100px×100px〜300px×300px
- バナー:600px×300px〜1200px×600px
- 写真:1920px×1080px〜3840px×2160px
- イラスト:1200px×800px〜2400px×1600px
もちろん、これらのサイズはあくまでも目安です。画像の用途やデザインに合わせて、適切なサイズを設定してください。
拡張子について
WEBデザインにおける画像の拡張子は、画像の種類や用途によって異なります。主な画像拡張子とその特徴について以下に説明します。
JPEG
特徴: 高い圧縮率で写真やカラー画像に適しています。JPEGは情報を失わないように圧縮するため、ファイルサイズが小さくなりますが、一部の細かいディテールが失われることがあります。
用途: 写真やカラー画像の表示に適しています。WEBデザインで一般的に使用されます。
PNG
特徴: 透明な背景やアルファチャンネルをサポートし、非常に高い画質を提供します。非圧縮または非可逆圧縮形式であり、ファイルサイズが比較的大きいことがあります。
用途: 透明な背景やロゴ、イラストなどのグラフィックスに適しています。また、無損失の画質が必要な場合にも使用されます。
GIF
特徴: 256色までの色数をサポートし、アニメーションも可能です。非常に小さなファイルサイズで保存できますが、色数が制限されるため、写真や高彩度な画像には向いていません。
用途: シンプルなアニメーションやアイコン、シンボルなどに適しています。
SVG
特徴: ベクトル形式の画像であり、拡大縮小しても画質が損なわれません。XMLベースの形式で、テキストエディタで編集可能です。
用途: アイコン、ロゴ、図表など、拡大縮小が頻繁に行われる画像に適しています。
WebP
特徴: Googleが開発した新しい形式で、高い圧縮率と高品質の画像を提供します。透明な背景もサポートしています。
用途: WEBデザインの最新のブラウザでサポートされている場合、JPEGやPNGの代わりに使用されることがあります。
選択する画像の拡張子は、画像の種類や用途、プロジェクトの要件によって異なります。一般的には、JPEGが写真やカラー画像に、PNGが透明な背景やグラフィックスに、GIFがアニメーションやシンプルなイラストに、SVGが拡大縮小が必要な図やアイコンに適しています。
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(出典元:PIXTA)
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pixabayは2,600万点以上の高品質な画像・動画素材を提供しています。会員登録不要で商用利用や改変が可能で、クレジット表記も不要です。ブログなどに適した画像を手軽に見つけることができます。
ホームページデザインにおける画像の注意点
WEBデザインで画像を扱う際には、いくつかの重要なポイントに注意することがあります。
以下にいくつかの重要な注意点をご紹介しますので気をつけましょう。
画像サイズの最適化
ページ読み込み速度向上のために、画像サイズを最小限に抑えましょう。無駄なピクセルを削減することで、ユーザーエクスペリエンスが向上します。
ALT属性の利用
画像にはALT属性を追加するようにしましょう。ALT属性は視覚障害者向けに役立ち、画像が読み込まれない場合に代替テキストとして表示されます。また、SEO対策の効果としても追加したほうがよいといわれています。
著作権とライセンスの確認
使用する画像が著作権で保護されていないか、または適切なライセンスを持っていることを確認するようにしましょう。不正使用は法的な問題を引き起こす可能性がありますので注意してください。
画像の適切な配置
ページのコンテキストに合わせて画像を配置し、情報の理解を助けるような意味のある画像を選定しましょう。テキストの内容と相違する画像を使用すると情報がうまく伝わらなくなることがありますので注意しましょう。
まとめ
この記事ではWEBデザインにおける画像の重要性や解像度、サイズについて詳しく解説しました。画像はWEBサイトにおいて印象付けや情報伝達、視線誘導などの重要な役割を果たしており、効果的に活用することでデザイン性や訴求力を向上させることができます。
WEBデザインにおける画像の基本知識をつけて、注意事項を確認しながらWEBデザインに活用してみてください。