こんな方におすすめ!
・「差の絶対値」はどんなときに使う機能なの?
・描画モードについてもっと詳しく理解したい
こんな方のためになる!
Photoshopでの描画モード「差の絶対値」の効果と使い方を初心者向けにわかりやすく説明しています。
Photoshopの「差の絶対値」描画モードの使い方と効果を、図解で実例を交えて、デザインの実践に役立つ情報を提供!
是非チェックしてみてください!
Photoshopの描画モードとは?
Photoshopの描画モードは、レイヤー同士をどのように合成するかを指定する機能です!
これにより、上のレイヤーが下のレイヤーに対してどのように表示されるかを制御できます。
描画モードを使うことで、色調補正や特殊効果を簡単に適用することができます。
【Photoshop】描画モードの「差の絶対値」とは?
「差の絶対値」は、Photoshopの描画モードの一つで、上のレイヤーと下のレイヤーの色の差を絶対値で計算して表示するモードです。
具体的には、各ピクセルのRGB値の差の絶対値を計算し、その結果を新しい色として表示します!
差の絶対値とは?
レイヤー間の色の差を見つけてくれる!
「差の絶対値」は、何か作品を制作する目的ではなく、デザインのゴールのために”確認道具”として使うことがほとんどです。
差の絶対値の計算式
大 - 小
「差の絶対値」の機能
上と下のレイヤーが同じ色 → 黒になる
計算式としては、下記になります(*^^*)
R:(255-255=0)
G:(0-0=0)
B:(0-0=0)
上と下のレイヤーが違う色 → 引いた色になる
計算式としては、下記になります(*^^*)
計算式:(大 - 小 = 結果色)
R:(255-0=255)
G:(0-0=0)
B:(255-0=0)
【Photoshop】「差の絶対値」の使い方と活用事例!
事例① 顔のパーツを入れ替える
「差の絶対値」を適用して重なり具合を確認することができます!
重なり具合を調整することで、つむった目の画像とあいた目の画像を重ね、つむった目をあいた状態に合成をすることができます。
「差の絶対値」の設定手順
- 目をつむった画像(下のレイヤー)を用意
- 目があいている画像(上のレイヤー)を用意
- 描画モードの「差の絶対値」を適用
目をつむった画像(下のレイヤー)に「差の絶対値」を適用します。
「差の絶対値」を適用することで、目の位置の重なりを調整します! - 目があいている画像(上のレイヤー)にレイヤーマスクを適用
レイヤーマスクを適用(黒)し、白ブラシで目元を調整します。
目元をブラシでこすると、目の空いている画像が出てきて目がひらいている画像になります! - 完成!
事例② 色調補正の補正
「差の絶対値」を適用することで、探している色を見つけることができます!
今回は、色調補正を目的に、グレー50%の色を探し、元画像の色の調整をしています。
「差の絶対値」で色調補正をする手順
- 女性の画像を用意(下のレイヤー)
女性の画像は少し青っぽい色が入っているので「差の絶対値」で色調補正をする - グレー50%のレイヤー(上のレイヤー)を用意
- グレー50%のレイヤーに描画モードの「差の絶対値」を適用
グレー50%のレイヤーを用意することで、同じグレー50%の箇所は黒になるので、
グレー50%の色が女性の画像のどの色なのかあぶり出すことができます!
上と下のレイヤーが同じ色 → 黒になる
- トーンカーブのスポイトで女性画像のグレー50%箇所をとる
女性の画像の中で、グレー50%の箇所が分かったら、トーンカーブのスポイトで対象箇所を選択すると色調補正がされます! - 完成!